映画やドラマの感想です
★★★★★ゴジラ 1954
2012-08-16 Thu 22:00
監督:本多猪四郎
出演者:宝田明、 河内桃子、 平田昭彦、 志村喬
収録時間:97分
レンタル開始日:2004-07-09

Story
言わずと知れた「ゴジラ」シリーズ第1作にして、日本特撮映画の原点である大傑作。巨大生物・ゴジラが突如現れ、東京中を破壊し始めた。政府はゴジラを倒すため、核兵器以上の威力を持つ破壊兵器を開発した芹沢博士を頼る。 (詳細はこちら

※※※ネタバレ要注意!※※※

ゴジラ第一作目

いやあ見といて良かった(´◇`)

まぎれもない傑作ですねこれ。

技術的には一番稚拙なはずなのに今まで見たゴジラで一番
怖かったかも。


あまり見せないし見せ方が凄く巧いんですよね。

ドスンドスンと地響き立てる足音だけずっと聞かせて、なかなか
見せずいきなり山の陰から首だけで思わずデカ!と思いました
から。

炎につつまれる街にゴジラのシルエットがあったり、テレビ塔
が倒れるシーンでは真ッ逆さまに落ちていく視点で撮っていて
ほんとに落ちていくような感覚でした。

また焼け野原がすごい…。


でメッセージ性が半端無いんですよ。

ゴジラってゴリラとクジラの合いの子って聞いてた気がしたけど
あれガセだったんですね('~`;)

ジュラ紀の肉食恐竜だそうで。

それが水爆実験で叩き起こされるってね~。

水爆が歴史を捻じ曲げてしまうってメタなんでしょうね。


「日本の上に今尚覆い被さっている水爆そのもの」とまで
はっきり言い切っていて、水爆の驚異そのものなんですね。

そして今回は初めて知ったけど、ゴジラってちょうど最近見た
東京大空襲そのものといってもいいほどなんですね。


南方、東京湾から侵入し、東京下町を燃やし破壊し尽くすゴジラ
は正に東京大空襲でした。

ゴジラの通った後の焼け野原もこの間見た東京大空襲そっくり。

防衛ラインがまるで役に立たないのもまんまですね。


ゴジラって原爆+大空襲+当時現に行なわれていた水爆実験
の驚異って感じですね。

焼け野原の病院とか、東京大空襲を思って涙が少し出てしまいま
した。

ゴジラ出現時に、「また疎開か」とうんざりした感じでつぶやく
ところなど、いかにも戦争にはほとほと参ったという感じでした。
まだ終戦の爪あと強く残り。


ゴジラに対抗して出来るのは、“オキシジェン・デストロイヤー”。

最初タモリのようでマッドドクターかと思いきや、このとんでも
ない破壊兵器を世に出してはならないと執拗に苦悩するんですよね。

これは水爆や核兵器を安易に使うことに対しての完全なアンチテーゼ
ですね。


目の前でゴジラに甚大な被害にあっているのを目にしていても
頑として使用を拒むのです。

化学が生み出す強力な兵器は例え理由付けが出来ても安易に使って
いいものではないんだと。

「目の前の不幸をどうするんですか?」という問いかけにすら
拒みつづけた芹沢博士の心を開いたのは平和を祈る乙女達の歌声
でした。

なんか拒みが執拗だっただけに非常に納得。


そしてゴジラと兵器と共にこの世から消し去ってしまう
消え去ってしまう博士。

そこには強力な兵器は決して使ってはならないという強い執念
を感じました。


他にも古生物学者山根博士(志村喬)も一見ただのマッドドクター
ですが、ゴジラをただ怖がり拒むより研究するべきというのは
大国に対しての接し方に通じると思います。

テレビ塔と命を共にして「いよいよ最後さようなら」と絶命する
マスコミは久しぶりマスコミの熱いハートを見せてもらった気が
します。

特報では「アメリカ映画を凌ぐ特撮!」と今では想像できない
熱い映画人魂を感じる宣伝が。

こんなにメッセージが熱い映画も見たかなというほどでした。


ヒロインの河内桃子は本当に綺麗な人で(・、・)

彼女のびっくりシーンやその後の彼による説得シーンはなかなか
笑えますがそれも味があって良し(^-^


最近のゴジラにご立腹のご意見もなにか分かる気がしました(・、・)
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