映画やドラマの感想です
★★★★★僕の彼女はサイボーグ 2008 何度目か
2014-08-01 Fri 22:00
監督:クァク・ジェヨン
出演者:綾瀬はるか、 小出恵介、 桐谷健太、 竹中直人
収録時間:120分
レンタル開始日:2008-10-17

Story
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が、綾瀬はるかと小出恵介主演で描いたファンタジックなラブストーリー。20歳の誕生日に理想の彼女と最高の時を過ごしたジロー。しかし、突然彼女は姿を消してしまう。1年後、ジローは彼女と再会するのだが…。 (詳細はこちら

※※※ネタバレ要注意!※※※

興収10億円を突破したんだそうです(・、・)

地震もあり逆風でしたがなんせ説明が少ないマニアックな映画
なので、粘り腰を見せたみたいですね(笑)

少し(あくまで)個人的解釈を綴っておきます。

ちなみにノベライズや漫画、パンフ、攻略ガイド他で補完していま
す。


まず、大地震はジローと彼女のタイムリープに因って発生して
しまったのか?ですが、否です。

ちなみに漫画でははっきり大地震が変わらない出来事として、
最初からロボ彼女が知っている描写があります。

映画上どうそれを知ることが出来るかですが、
撃たれるはずのジロー・轢かれるはずの子供・焼死する筈の子供
・刺されるはずの女子高生

といったロボ彼女が変えてしまった代償があるのかを付け合せて
いけば導出されます。

付け合せが出来れば代償は常に選ばれたということになり、地震は
代償ではないと分かります。

ハイヒールのかかと・フレンチトースト丸焦げ・お尻に注射
あたりがこれに相当します。

ちなみにジローの頭に当たるはずの弾丸は、ムンクの絵の他、先生
(竹中)、立てこもり犯とのらりくらいと代償を探し続けます。

詐欺のようですが障害ジローの
「変えられた時間は元の次元に戻ろうと必死になる」
「君はいつか大きな災難に見舞われることになるだろう」
は必ずしも因果関係があるとは限らないということです。


あと、時代がおかしいと評判のジロー過去ですが、バスごと陽炎
のようなところに入っていく演出になっていて、ロボ彼女が来た時
のタイムリープでよくある稲光でないところが味噌で、あれは
ジローの曖昧な記憶から作り出した映像であるということになりま
す。

人が記憶を勝手にすりかえたり、偽りの過去で補完してしまうよう
にジローも記憶を書き換えてしまっているのでおかしな時代に
なっているのです。

つまり、母親がお婆ちゃんと偽っていたとジローが思い込んでいる
こともジローが過去から目を背けてしまっている表れなのです。


ちなみにロボ彼女はジローが人と触れ合うことが出来た、事件に
巻き込まれるまでの短い時間の記憶から作られているので母親と
猫ラウルなど、主に子供時代の記憶から作られています。

ロボ彼女が母親っぽかったり、猫っぽいのはそのせいです。

故郷に行こうと言い出すロボ彼女は力強い母親なのです。
それはまるで母親がジローを見守っているかのよう。

おんぶシーンで戯れるロボ彼女が心なしか若いのは、母親が
お婆ちゃんなんかではなかったことをジローは分かっていること
を示します。


話は関連しますが、ケンカした時に来た猫ラウルは、ロボ彼女の
仮の姿です。

つまり彼女は猫型ロボットなのです。

最初にイグアナを猫目で威嚇するのは猫機能がある証。

泥棒猫だったりガツガツ骨まで食べる食欲。
猫のようなゲップは猫だという描写なのです。

つまり万引きや食い逃げは彼女が猫型ロボットだからです。


あと、作品後の話ですが、あれではロボットに体を乗っ取られた
だけだという解釈もありますが、一応漫画では生彼女と二人で
再びロボ彼女を作ろうという話になります。

映画の中から解釈すると、彼女はタイムリープするにあたり厳格
なルールが課せられ、従っていることに着目。

にも拘らず、生彼女がまた過去に来てしまったということが何を
示すのか。

これは彼女の行動が、時間を管理する者に容認されているから
と考えられるわけです。つまり生彼女が過去に行くことまで
含めてそれ以降の世界には不可欠な奇跡だったと把握されて
いるからといえます。

ジローというヲタクを襲った不幸な出来事が輝かしい未来への
不可欠な奇跡になったのです。

ロボットも生まれず、その結果タイムマシンも出来ていたか
分からず、核戦争で人類滅亡しているかもしれないわけです。


あとは簡単な話ですが、ゲロやウンコについて。
この監督は稲中及び古谷実が大好きらしく、カピパラの話は
稲中のワンシーンからということです。

ウンコについては稲中の「どうせ俺らは肥溜めなんだよ」という
シーンがあったことを覚えています。

まあ汚えなあではあるんですが、たまりたまったウンコが美味しい
というのはヲタクのような若者が貯めて鬱屈した精神が吐き出され
たらすげえんだぜ!というメッセージだと思います。

現に日本のアニメやロボットが世界にはばたいているのは鬱屈した
ヲタク達のパワーの結晶ですからね。

ジローは元々ヲタクで不幸な事故で正に引きこもりになってしまっ
たけれども、そんな彼の鬱屈した精神が輝かしい未来への奇跡を
生んだのです。

理想の彼女が欲しかったとしたキモヲタの正に気持ち悪い願いが。


そう考えると壮大なヲタク応援映画と言えると思います。


だてに猟奇的な彼女当初から暖めてきて、デイジーの脚本を人に
譲り、監督が単身、日本に来て作った作品ではないと思います。
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