映画やドラマの感想です
★★★☆☆TOKKO -特攻- 2007
2014-11-17 Mon 22:00
監督:リサ・モリモト
収録時間:89分
レンタル開始日:2008-03-19

Story
日本では戦争における悲劇の象徴として語られる一方、アメリカでは“KAMIKAZE”と呼ぶなど狂信的行為として捉えられている特攻。日系二世アメリカ人である監督が、亡き叔父が特攻訓練を受けていたという事実を知ったのを機に特攻隊の真実に迫る。 (詳細はこちら

日系二世アメリカ人監督が作ったドキュメンタリー。

まあ一応アメリカ人が作った作品なので神風の権威を落としたい
方向では作ってありますが、なるべく中立的に作ろうという気持ち
も感じられ、ただそれゆえにパンチがなくて主張やメッセージは
感じられない作品でした。

ただ、特攻隊の生き残りの証人なので貴重であることは事実です。


前述の通り、日本製ではなかなかお目にかかれない、実際には出撃
したくなくて仕方なかったという話が随分多い気がします。

例えば原爆が広島長崎に落ちた時、申し訳ないがこれで出撃しなく
て済むと喜んだという話等はかなり貴重。


ただ、某評論家の指摘通りやはり年々関係者が少なくなってしまっ
ていて、失礼な言い方ですが、末端の人達の証言中心になってしま
ったなという気がします。


入隊してすぐに神風隊に配属され、さほど時間が経過せずに終戦を
迎えてしまったという人ばかりなのです。

そうなるとやはり忠誠心とかモチベーションがそれなりに経験を
積んだ人とは違うなという気がします。


あと印象的だったのはアメリカ側の人の話で、俺たちもドイツや
日本に追い詰められていたら特攻していたよという話です。


あとアメリカは特攻の成功率は二割以下と発表しているし、この
映画でも4000人死んで40隻しか戦火がなかったとうたっている
けれど命中効果率を半年間で56%と算定していたことが米軍機密
資料に書かれていたことが分かったという発表もあるんですよね。

なんせ誘導ミサイルがない時代に誘導ミサイルよりも信頼性が高い
んですからね。


この映画で一番印象的だったのはあれは犬死だったと元特攻隊員の
人が言ってたことですが、けどそれってこういうアメリカの恣意的
情報操作によると思うと複雑です。

神風特攻隊が犬死同然の意味のない、怖くないものにしたいという
のはアメリカの深層心理からの強い願いなんでしょう。

国の為に死ぬのは愚かというのはあったとしても、あの当時はもう
家族を守る為とニアイコールでしたからね。
別窓 | 映画 | コメント:0
<<★★★☆☆天使 2005 | ムービースタリオン | ★★★★☆スピーシーズNEO 2006>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| ムービースタリオン |