映画やドラマの感想です
★★★★☆明日への遺言 2007
2017-01-14 Sat 04:54
監督:小泉堯史
出演者:藤田まこと、 富司純子、 西村雅彦、 蒼井優
収録時間:110分
レンタル開始日:2008-08-08

Story
無差別爆撃を実行した米軍搭乗員処刑の罪に問われ、戦犯裁判にかけられた東海軍司令官・岡田資中将。自己の信念を曲げることなく戦った彼と、見守る家族の姿を描いた感動実話。主演の藤田まことをはじめ、日本を代表する実力派俳優が多数共演。 (詳細はこちら

名古屋爆撃時に墜落したB29の搭乗米兵を略式裁判で処刑しB級
戦犯として絞首刑された岡田中将の裁判を中心とした話です。

なにが争点となったかは十分に時間がとられているのでとてもよく
分かりました。

その点だけにおいても貴重な映画だと思いますので★四つ。


藤田は動じないという点においては文句なしですが、逆にもう少し
気迫のようなものを出して欲しかったです。あまり考えていない
だけともとれかねないところが少し残念。

蒼井優はちょい役でしたがやはりこの手の役は上手く光っていまし
た。


田中好子あたりはちょっと足を引っ張っていたような…。

そのせいか分かりませんが、特に田中のシーン辺りで悲しい音楽
を流すのは安易であざとい印象を受けました。

音楽に頼らなければ同情を誘えないのか?同情を誘う必要があるの
か?と思いました。


先日ドレスデンのドイツへの無差別爆撃の映画を見たばかりなの
で無差別爆撃をめぐる流れはタイムリーでよかったです。

追い詰められて白旗揚げた兵士を捕虜として保護するのはまだ分か
るんですが、今まさに大量無差別殺戮を行っていた爆撃手が
たまたま撃墜されたのに、はい捕虜です、保護して下さいという
のは改めて考えるとやはり許しがたいものがある気がしますね。

大体、爆撃機での大量爆弾投下による無差別殺戮なんて、制空権を
得た国の敗戦を直前にした国への報復し放題のボーナスタイム
みたいな面もありますし。


この映画で大きかったのはそういった無差別殺戮を許すまじとする
米国人もいたということが分かった点です。

もちろん考えれば当然の話なんですが。

特に弁護士がしっかりしていたのは印象に残りました。

ただ、長引くにつれ、まるで興味をなくしたかのようになるのは
所詮他人事、他国事というようにも見えました。


岡田中将側で一つひっかかったのはアメリカを兄としという発言。

あの時期にこんな考えがあるのかなと違和感があるし、その考えは
だいぶ違うなと思います。

まだ家族としてなら分かるんですけどね。

もし脚色であるならとんでもない脚色だと思います。
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