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映画やドラマの感想です
★★★★★たった一人の反乱 "食品偽装"を告発した男 2009
2018-07-17 Tue 22:00
シリーズものらしいですが印象に残ったので。

ミートホープの食品偽装事件についてのドキュメントドラマで告発

した人が直面した状況が克明に描かれます。


食品偽装とは牛肉100%を謳いながら豚肉など別の原料が入れられ
牛が一切入っていないものもまかり通っていたのものです。

そして混ぜ物には豚・鶏・パンの切れ端。それに価値の低い内臓
や廃棄された肉まで引き取って使っていたとのこと。

また色をつけるために血液製剤というものに肉を漬けて売って
いたそうです。それは映像で出ましたがきついものですね。

鮮やかに赤い肉が新鮮だと思いやすい消費者の心理を付いたもの
ですね。


社内ではやはり批判するものはクビにされていたらしく批判は
許されない状況だったそうです。


改めて驚いたのは思い切って告発の決意をしても農林水産省・
保健所・警察、そしてマスコミまでもが取り合わなかったという
ことです。

なぜかと言えばまあ役人さんは事なかれ主義でいい訳は出来ません
がマスコミの理屈では

・もし裁判に負けると損害賠償が高額
・立証が難しく費用が高額

結局食中毒と違って被害が出ないことが大きな問題らしいです。

またやっかいなことに安いのにそれなりに美味いということで
評判がよく文部科学省から創意工夫功労者賞までもらっているの
です。

嫌がらせの電話ではその辺をついて「何が悪い!」というものも
あったそうです。


そして八方塞の状態がしばらく続いたのですが、遺伝子検査なら
高額だが立証できるかもしれないということが分かり、告発者
の粘りもあってようやくマスコミ一社が調査開始。

そしてついにスクープ全国一面で日の目に。


印象に残ったインタビューですが、得たものは?の質問に失った
ものは多いが得たものはほんの少しだそうです。

妻子とは不和になり遠く離れ別居。寂しいと言っていました。

そしてあなたはもし同じ状況になった時同じことをするか?の問い
にはしませんとのこと。

あなたは消費者のヒーローですという投げかけには、いやヒーロー
と思って欲しくない。

当時は捕まりたくない一心でしたこと。

こんなに大事になると分かっていたら告発なんてしなかったと。


なんか結局これ見ると「告発なんてしない方がいい」になっちゃう
のがね。

NHKらしい〆方かな(^^;

進行役のタレントがえらく能天気に見えてシュールでした。

考えようによっては勧善懲悪で告発者ハッピーエンドなんて絵空事
なのかもしれませんが。

山崎豊子さんに書いてもらったらどうなるかななんて(^^;
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