映画やドラマの感想です
★★☆☆☆ガープの世界 1982
2010-03-27 Sat 22:00
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演者:ロビン・ウィリアムズ、 グレン・クローズ、 ジョン・リスゴー
収録時間:137分
レンタル開始日:2001-07-06

Story
子供は欲しい、でも結婚はしたくない。そう考えた看護婦が第二次大戦中、病院での瀕死の軍曹から”一方的に”精液をもらい受ける。こうして生を受けたのが、ガープ。レスリングに夢中になり、恋に悩み、そして小説を書く。悲劇と喜劇がかわるがわるやってきて、ちょっと変わった人たちに囲まれた彼の数奇な運命の物語。原作はジョン・アービングの半自伝的ベストセラー小説。映画化は不可能と言われていた傑作を、「明日に向かって撃て!」の名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督が見事に描き上げた。 (詳細はこちら

※ネタバレ注意

昔、見ていれば絶賛していたかもしれないけど・・・。
母親やガープの結末、インパクトの強い命の儚さみたいなシーンが
あるとどうしても衝撃が強くて、免疫の無い人は心に残りやすく
なりますよね。逆に、そこが安易に感じてしまいます。

それがメインのテーマではないと思うから・・・。

あと、あの飛行機事故がこの作品の出来の象徴ですね。
あの直後の彼のアホらしいほどの前向きさが彼の性格設定に矛盾
してしまっていると思う。

けどあの事故シーンは映画を面白くするためには効果大なんです
よね。そのあたりにもこの作品の苦しさが感じられますね。

そんなで全体的に盛り込み過ぎだから、過程がかなり犠牲になって
いると思う。

お母さんはむしろ自己中で内向的だったはずなのに、急にフェミニ
ズム運動に熱心になるのも唐突感が。

多分子供依存からの自立なんて話があったんじゃないかな?
そんな彼女があそこまでのカリスマになるのも無理やり感。

だって戦時中、多くの男は戦争に借り出され、いつ帰るかもしれ
ない状況なんだから、子供だけ欲しいといつ出会えるかもわから
ない男性と子作りをするって、頻繁にあった話じゃないかな?

平和が続く今なら、しっかりお父さんもいないで子供を作ろうと
するのは新鮮だけど。
だから、お母さんがあそこまで持ち上げられる理由がわからない。


あと、性転換した人もあれだけ重要なら、なぜ性転換したのかに
少し触れても良かったんじゃないかな? それがないから、個人的
にはあの人はずっと動機の分からない人止まりだった。


そして一番の問題の奥さんとの話かな(・、・)
さすがに、あの学生さんとの話。

分かれるために最後にと、くわえる話はそれまでの彼らの親密さを
表していて生々しすぎたです('~`;)

でまあ人間、誰でも過ちはあるとして、そこからが飛びすぎ。
いきなり、傷ついたのは貴方だけじゃないっておまえが言うなー!
と(^^;

でなにごとも無かったかのようにラブラブ夫婦って(^^;

原作見てないから分からないけど、例え短くともここの間の夫婦の
心の触れ合い、信頼回復ってこの映画の肝で、なにか大事な展開を
しなければいけなかったんじゃないかな~?(・、・)


この映画って思うに、前半で男の肉欲を散々強調しておいて、妻の
下りで肉欲なんてのは男女共通だと展開し、最後の眼鏡っ子の行動
で、フェミニズムだといった一種の禁欲行動だって、衝動的な欲求
から成り立っているんだよってことを言いたいと思ったんですが、
そこに安易に?生の儚さが印象的に持ち込まれてしまったため主題
がぼけてしまった気がします。


あの眼鏡っ子からすれば、ガープの素直な性欲求を覗き見ることで
、無意識に自身の欲求も駆り立てられ、ガープへの憧れ、性欲求を
膨らましていたんだと思う。

けど、解放されないそれはいつしかコンプレックスへと変わり、
その苛立ちから、フェミニズムへ傾倒していったのでしょう。
最後の爆発は積もり積もったその思い。


終盤のエレンもわけ分からなかったし、3時間くらいかけてもいい
から、きちんと描いて欲しかったなと思う作品です。

空飛ぶ赤ちゃんは、人間って生まれた時から一人、けど自由なんだって
感じでよかったですが(^-^
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